車買取の解体新書
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車が高く売れる時期はいつ?決算期と中古車需要を実データで検証

「3月が高い」は本当か。自販連の月別登録台数、USSのオークション月次データ、自動車税の賦課期日を突き合わせて検証しました。時期の順位と選定基準、車種別に効く時期、税金の締切、一括査定の注意点まで。

車が高く売れる時期はいつ?決算期と中古車需要を実データで検証

「そろそろ車、売ろうかな」と思ったとき、たいてい次に出てくるのが「3月がいちばん高いらしい」という話です。決算期だから業者が台数を欲しがる、と。

そこで、自販連(日本自動車販売協会連合会)の月別登録台数と、国内最大のオートオークション運営会社が公表している月次実績を並べてみました。

結論から言うと、こうなりました。

  • 動きが集中する月は、確かに3月。 2025年3月の中古車登録台数は40万9,574台で、月平均の約1.35倍でした
  • ただし「動きが多い=あなたの車が高い」ではない。 オークションの出品台数も3月が年間最多です。売り手も同時に増えます
  • オークションの平均成約単価は、3月がむしろ年間で低いほうでした。 高かったのは1〜2月。ここが「3月神話」のいちばんややこしいところです

以下、順番に説明します。数字の出どころは全部、公的機関・業界団体・上場企業の公表資料です。個人ブログや口コミサイトは使っていません。


この記事の目次
  1. 「3月が高い」の根拠を、まず登録台数で確かめる 📊
  2. 2025年の中古車登録台数(総合計・月別)
  3. 1年だけの偶然ではないか
  4. 新車のほうも見ておく
  5. 一次情報:オークション月次データが示す「3月神話」のねじれ 📊
  6. この数字を、読み違えないための注意
  7. 時期ランキング一覧(4つの基準で横並び)
  8. 1位:2月〜3月上旬 — 「決算期に間に合わせる」の本当の意味 💰
  9. なぜ強いのか
  10. 「3月」ではなく「2月〜3月上旬」を推す理由
  11. 向いている人
  12. 弱点
  13. 2位:8月下旬〜9月 — 誰も出さない月に出す 📊
  14. 向いている人
  15. 弱点
  16. 3位:6月〜7月 — 車検が秋に切れる人の逃げ道
  17. 向いている人
  18. 弱点
  19. 4位・5位・6位:ここは「急がなくていい」時期
  20. 4位:10月〜11月
  21. 5位:12月〜1月
  22. 6位:4月〜5月
  23. 3月31日と4月1日で何が変わるのか(税金のカレンダー)📋
  24. 賦課期日は4月1日
  25. 名義変更では還付されない
  26. 軽自動車は、もっとシビア
  27. 名称が変わりました
  28. なぜ業者によって10万円も違うのか 🔧
  29. 買った車の出口が、業者ごとに違う
  30. だから「一番高い業者」は決まらない
  31. 電話が多いのも、同じ理由
  32. 年式・走行距離で、「待つ」判断はどう変わるか
  33. 日本の乗用車の「真ん中」はどこか
  34. 「待つ」は、たいてい効かない
  35. 軽自動車の場合の追加の判断材料
  36. 一括査定の電話ラッシュと、契約後のトラブル
  37. 公的機関が注意喚起している
  38. クーリング・オフは使えません
  39. 消費者庁が挙げている、たった2つのこと
  40. 電話ラッシュへの現実的な向き合い方
  41. Q1. 結局、3月に売れば高いんですか?
  42. Q2. 4月に入ってしまいました。損しましたか?
  43. Q3. 一括査定は使ったほうがいいですか?
  44. Q4. 車検が近いのですが、通してから売ったほうがいいですか?
  45. Q5. 10年10万kmを超えていますが、値段はつきますか?
  46. Q6. オークション相場を自分で見ることはできますか?
  47. この記事のまとめ

「3月が高い」の根拠を、まず登録台数で確かめる 📊

そもそも3月に何が集中しているのかを、数字で確認します。ここが分かると、以降の話が全部つながります。

使うのは、自販連が毎月公表している中古車登録台数です。ここでひとつ、大事な注意があります。

自販連自身がページに書いているのですが、この数字は「登録台数」であって「小売台数」ではありません。新規登録・所有権の移転登録・使用者名の変更登録、この3つの手続きを合算した「ナンバーベース」の数字です。

つまり「何台売れたか」ではなく、「何回、車の名義が動いたか」に近い。中古車を「販売台数」として引用している記事をよく見かけますが、正確には違います。

その前提で、2025年の月別を見ます。

2025年の中古車登録台数(総合計・月別)

月 台数 月平均=100とした指数
1月 253,121 84
2月 291,573 96
3月 409,574 135
4月 300,460 99
5月 288,282 95
6月 306,571 101
7月 321,227 106
8月 263,861 87
9月 309,694 102
10月 325,711 108
11月 264,181 87
12月 297,924 98
年計 3,632,179 100

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(出典:日本自動車販売協会連合会「中古車登録台数統計(2025年1月~12月)」。月平均は年計÷12で筆者算出、指数は小数第1位を四捨五入)

中古車登録台数の月別指数(2025年・月平均=100) 月平均 84 96 135 99 95 101 106 87 102 108 87 98 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 出典:日本自動車販売協会連合会「中古車登録台数統計」。指数は年計÷12を100として筆者算出

1年だけの偶然ではないか

同じ資料に前年の数字も載っているので、2024年も並べてみます。

月 2024年 台数 指数 2025年 指数
1月 251,004 82 84
2月 309,042 101 96
3月 421,968 138 135
4月 298,788 98 99
5月 299,865 98 95
6月 293,633 96 101
7月 322,324 106 106
8月 266,378 87 87
9月 291,729 96 102
10月 327,939 108 108
11月 289,296 95 87
12月 289,659 95 98
年計 3,661,625 100 —

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(出典:同上、2025年資料の「前年(B)」欄)

2年並べると、はっきりした形が見えます。

  • 3月は2年とも135〜138。ダントツ
  • 1月と8月は2年とも82〜87。ダントツで低い
  • 7月と10月は2年とも106〜108。地味に高い

3月が突出しているのは、統計としては本当です。ここは「3月説」の言う通りでした。

同じ資料の一時抹消登録台数(車を一時的に登録から外す手続き)は、もっと極端です。2025年3月は57万707台。年間の月平均32万9,636台に対して、約1.73倍。2024年3月も53万3,438台で約1.65倍でした。

3月末に向けて、日本中で車の名義と登録が一斉に動いている。それは数字ではっきり出ます。

新車のほうも見ておく

なぜ3月に集中するのか。新車のカレンダーを見ると分かりやすいです。自販連と全軽自協が合算で出している「登録車+軽自動車販売台数(新車)」です。

月 2025年 指数 2026年
1月 376,216 99 367,720
2月 409,334 108 394,961
3月 499,734 131 490,628
4月 342,858 90 373,933
5月 324,054 85 332,986
6月 393,127 103 426,868
7月 390,484 103 417,153
8月 301,194 79 307,371
9月 428,194 113 —
10月 395,164 104 —
11月 369,702 97 —
12月 335,442 88 —
年計 4,565,503 100 —

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(出典:自販連・全軽自協「登録車+軽自動車販売台数(新車)」2026年9月4日版。指数は2025年の年計÷12を100として筆者算出。2026年は9月4日時点で8月まで公表)

新車のピークも3月(131)。第2のピークが9月(113)です。3月は年度末、9月は中間期末。新車が売れると、下取り車が同じ数だけ発生します。 中古車の名義が3月に動きまくるのは、そういうことです。

ここまでは「3月説」に有利な材料でした。ここから風向きが変わります。


一次情報:オークション月次データが示す「3月神話」のねじれ 📊

買取業者があなたの車を買ったあと、その車の行き先のひとつがオートオークション(AA)です。業者だけが参加できる中古車の卸売市場ですね。ここでの相場が、査定額のベースのひとつになります。

このAAで国内最大手のユー・エス・エス(USS)は上場企業で、月次の実績を毎月IRサイトで公表しています。 出品台数、成約台数、成約率、成約車両単価。これは「業界の噂」ではなく、投資家向けに開示されている数字です。

2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)の12か月分を並べます。

月 出品台数 成約台数 成約率 成約車両単価
2025年4月 327,914 200,476 61.1% 1,065千円
5月 290,251 187,194 64.5% 1,184千円
6月 289,533 183,429 63.4% 1,230千円
7月 306,955 203,188 66.2% 1,244千円
8月 233,141 162,263 69.6% 1,224千円
9月 276,888 194,631 70.3% 1,303千円
10月 314,395 216,185 68.8% 1,305千円
11月 292,696 199,242 68.1% 1,297千円
12月 256,699 169,328 66.0% 1,252千円
2026年1月 272,007 189,320 69.6% 1,346千円
2月 294,698 205,104 69.6% 1,380千円
3月 349,260 237,206 67.9% 1,220千円
通期 3,504,437 2,347,566 67.0% 1,255千円

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(出典:株式会社ユー・エス・エス「月次データ 2026年3月期」。2026年9月7日時点でIRサイトに掲載されている値)

見てほしいのは、いちばん右の列です。

3月の成約車両単価は1,220千円。年間で下から3番目です。いちばん高かったのは2月の1,380千円。次が1月の1,346千円。3月と2月の差は16万円分あります。

そして出品台数は3月が34万9,260台で、年間最多。3月は「クルマが最も集まる月」であって、「最も高く落札される月」ではなかった、というのがこの表から読める事実です。

翌期(2027年3月期)の直近も同じ傾向でした。2026年4月の単価1,221千円、5月1,310千円、6月1,315千円、7月1,345千円。年度がまたぐ4月に単価が下がる形は、2年続けて出ています。

3月のねじれ:台数は最多、単価は最高ではない USS 2026年3月期の月次実績より 3月 出品台数 349,260台 年間で最多 成約車両単価 1,220千円 下から3番目 2月 出品台数 294,698台 中くらい 成約車両単価 1,380千円 年間で最高 8月 出品台数 233,141台 年間で最少 成約率 69.6% 高い水準 出典:株式会社ユー・エス・エス「月次データ 2026年3月期」(2026年9月7日時点)

この数字を、読み違えないための注意

ここは慎重に書きます。「3月は安い」と言い切ることはできません。 理由が2つあります。

1つめ。成約車両単価は「その月に落札された車の平均価格」です。 同じ車の値段を追いかけた指数ではありません。3月は下取りで出た低年式・過走行の車が大量に流れ込みます。安い車がたくさん混ざれば、平均は下がります。それだけの話かもしれない。

2つめ。あなたの車がどの層に属するかで、話がまったく違います。 平均は平均でしかありません。

だから、この表から言えるのはここまでです。

「3月だから相場全体が持ち上がる」という説明は、公表されている月次データだけでは裏づけられない。 3月に増えるのは間違いなく「台数」であって、平均単価はむしろ2月のほうが高かった。

逆に言うと、「3月は台数が動くから業者の買う気は強い」という説明のほうは、出品台数34万9,260台・成約台数23万7,206台という数字と整合します。業者は3月にたくさん買っている。でも、たくさん売られてもいる。

需要も供給も同時に増える。これが3月の実像です。

なお、AA全体の規模感として、日本自動車会議所が伝えているところでは、主要4事業者の2025年の出品台数合計は前年比8.8%増の628万4,174台でした。流通量そのものが増えている局面です。


選び方の基準

順位を出す前に、基準を先に書きます。基準を書かないランキングは、読む側からすれば根拠がないのと同じですし、景品表示法の観点でも危ういからです。

この記事が時期の順位付けに使った4つの基準:

基準 何を見たか 出典
① 業者の買う意欲 中古車登録台数・新車販売台数の月別指数 自販連・全軽自協
② 売り手側の混雑度 AAの月別出品台数(多い=ライバルが多い) USS 月次データ
③ 売れやすさ AAの月別成約率(高い=在庫がさばける) USS 月次データ
④ 税金の締切 自動車税・軽自動車税の賦課期日と還付ルール 東京都・埼玉県・福岡県・港区

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①が高く、②が低く、③が高い月を上位にしました。④は時期を選ぶ上で外せないので、順位とは別に独立した章で扱います。

この記事が順位付けに使っていないもの:

  • 特定の買取業者の広告やキャンペーン
  • 「◯月は買取相場が上がる」といった、出典のない相場予測
  • 紹介料や報酬(この記事はアフィリエイトリンクを貼っていません)

そして先に言っておきます。1位が全員にとっての正解ではありません。 車検の残り、乗り換え先の納期、住んでいる地域、車種。この4つで簡単にひっくり返ります。各順位に「向いている人」と「弱点」を並べて書いたのは、そのためです。


時期ランキング一覧(4つの基準で横並び)

先に全体を表にします。拾い読みする方はここだけでも。

順位 時期 ①買う意欲 ②混雑度 ③売れやすさ 向いている人 弱点
1位 2月〜3月上旬 高 中〜高 中 年度内に手放したい人/軽自動車の所有者 3月に入るほど混む。手続きが年度をまたぐと税負担が動く
2位 8月下旬〜9月 中〜高 低 高(70.3%) 急いでいない人/落ち着いて比較したい人 お盆で査定日程が詰まる。3月ほど「台数目標」の勢いはない
3位 6月〜7月 中 中 中〜高 車検が秋に切れる人 特に強い追い風がない。梅雨で査定日程が読みにくい
4位 10月〜11月 中 中 中〜高 冬タイヤ前に手放したい人 12月に向けて単価が下がる局面に入りやすい
5位 12月〜1月 低(指数84) 低 中〜高 期限がある人だけ 年末年始で手続きが止まる。名義変更が1月にずれ込みやすい
6位 4月〜5月 低〜中 中 低(61.1%) 事情がある人だけ 4月の成約率61.1%は年間最低。3月に手放したかった車の売れ残りとぶつかる

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(①は自販連・全軽自協の月別指数、②③はUSS月次データを基に筆者が整理。2026年9月7日時点で公表されている直近1年分の実績に基づく)

以下、1位から順に説明します。


1位:2月〜3月上旬 — 「決算期に間に合わせる」の本当の意味 💰

この章で分かること: なぜ「3月」ではなく「2月〜3月上旬」なのか。それと、軽自動車の人がここを外せない理由。

なぜ強いのか

理由は3つあります。

1つめ、新車の動きが最大だから。 2025年3月の新車販売は49万9,734台、月平均の131。新車が動けば下取り車が出て、中古車の在庫が回ります。小売のほうも動く時期です。

2つめ、業者にとっての年度末だから。 多くの買取・販売会社は3月が決算月です。台数を積みたい動機は確かにあります。これは月次データからの推測ではなく、業界の決算期の一般的な事実として。

3つめ、AAの成約単価は1〜2月が高かったから。 2026年1月1,346千円、2月1,380千円。これは前章で見た通りです。

「3月」ではなく「2月〜3月上旬」を推す理由

3月に入ってから動き出すと、たいてい間に合いません。

査定 → 契約 → 引き渡し → 名義変更(移転登録)。この一連が3月31日までに終わらないと、次の章で説明する税金の話がまるごとひっくり返ります。3月下旬は運輸支局も買取店も混雑します。

そして混雑は査定額にも効きます。3月のAA出品台数は34万9,260台で年間最多。 あなたと同じ車が、同じ週に何十台も並んでいる可能性があります。

だから、動くなら2月中に査定を受けて、3月上旬までに契約と引き渡しを終える。ここが、この時期を選ぶなら現実的な線だと思います。

向いている人

  • 軽自動車に乗っている人。 理由は次章。ここが普通車より切実です
  • 3月・4月に乗り換え先の納車が決まっている人
  • 転勤・引っ越しで年度内に手放す必要がある人

弱点

  • 3月下旬になるほど混む。 出品台数が年間最多になる月に、自分の車を投げ込むことになります
  • 手続きが4月にずれ込むと、税の前提が変わる。 「3月に契約したから大丈夫」ではありません。名義が動いた日で判断されます
  • AAの平均成約単価は3月が1,220千円で、2月の1,380千円より低かった。 「決算期=相場が上がる」と単純化はできません
  • 強引な勧誘が起きやすい時期でもあります。 台数を追う時期と、消費生活センターに相談が寄せられる状況は無関係ではないでしょう。詳しくは後述します

2位:8月下旬〜9月 — 誰も出さない月に出す 📊

この章で分かること: 台数のピークではないのに、なぜ2位なのか。

2025年8月のAA出品台数は23万3,141台で、12か月中で最少です。 一方、成約率は69.6%。9月は70.3%で年間最高。9月の成約車両単価は1,303千円で、これも上位です。

つまり8〜9月は、「出品は少ないのに、出したものはよく売れている」という形になっています。

新車のほうも、2025年9月の販売は42万8,194台で指数113。3月に次ぐ第2のピークです。中間期末で、下取り車もそれなりに発生します。

一方で中古車登録台数の指数は8月が87(2年連続)。8月は日本全体が動かない月です。

向いている人

  • 急いでいない人。 ここが一番大きい。じっくり複数社を比べられます
  • 3月の混雑と勧誘の圧を避けたい人
  • 夏のボーナスが出たあとに乗り換えを考えている人

弱点

  • お盆で査定の日程が詰まります。 業者も休みますし、AAの開催回数自体も減ります(2025年8月は63回、10月は82回)
  • 3月ほどの「台数を積みたい」勢いはありません。 決算月の追い込みという要素は薄い
  • 成約率が高いのは、出品が少ないことの裏返しでもあります。 「業者が高く買う」と直結するとは限りません

それでも、①〜③の3基準を並べたときに、この時期のバランスは悪くありませんでした。


3位:6月〜7月 — 車検が秋に切れる人の逃げ道

この章で分かること: 特別強くはないけれど、車検の期限がある人には合理的な時期。

2025年7月の中古車登録台数の指数は106(2024年も106)。AAの7月の成約率は66.2%、単価1,244千円。2026年7月も単価1,345千円で、こちらは高水準でした。

突出はしていません。でも、車検が9〜11月に切れる人にとってはここが判断のポイントになります。

車検を通してから売るか、通す前に売るか。車検を通すと費用がかかりますが、車検の残り期間が査定額にそのまま上乗せされるかどうかは、車種と状態によります。一般論として「車検代を丸ごと回収できる」とは言えません。

判断が難しいところですが、車検切れの数か月前に一度査定を受けて、車検代と査定額の差を見てから決める、というのが現実的な順番だと思います。査定を受けること自体は、売却の義務を伴いません。

向いている人

  • 車検が秋(9〜11月)に切れる人
  • 夏のレジャーシーズンが終わるタイミングで手放したい人

弱点

  • 追い風が弱い。 3月のような集中も、8〜9月のような空きもありません
  • 梅雨で、査定日程や車の見た目のコンディションが読みにくい

4位・5位・6位:ここは「急がなくていい」時期

4位:10月〜11月

中古車登録台数の指数は10月が108(2年連続で年間2位)。AAの10月は単価1,305千円・成約率68.8%と悪くありません。

ただし11月に入ると、翌月の12月に向けて単価が落ちていく局面(2025年12月は1,252千円)に入りやすい。冬タイヤに履き替える前に手放したい、という実務的な理由がある人向けです。

弱点: 12月に向けて下がる流れに乗ってしまう可能性があります。

5位:12月〜1月

中古車登録台数の1月指数は84(2025年)・82(2024年)で、年間最低です。 年末年始で運輸支局も買取店も止まります。

ただしAAの1月の成約単価は1,346千円と高かった。ここは矛盾しているように見えますが、「動く台数が少ないから、出てくる車の質が偏る」と読むこともできます。断定はできません。

弱点: 契約したのに名義変更が1月中旬までずれ込む、といったことが起きやすい。年をまたぐ手続きは余裕を持って。

6位:4月〜5月

ここは、はっきり数字が悪いです。

2025年4月のAA成約率は61.1%。12か月で最低でした。単価も1,065千円で最低。 2026年4月も1,221千円で、その後の5〜7月(1,310〜1,345千円)より低い。

3月に手放されなかった車、3月に業者が仕入れたけれど売れ残った車。それが4月の市場に残ります。

弱点: 年間で最も条件が整いにくい時期でした。事情がなければ、あえてここを選ぶ理由は見つかりませんでした。


3月31日と4月1日で何が変わるのか(税金のカレンダー)📋

この章で分かること: 「3月に売る」と言うときの本当の締切日と、普通車と軽自動車で違う話。ここが一番、金額のインパクトがはっきりしている部分です。

賦課期日は4月1日

複数の自治体が同じことを書いています。

  • 埼玉県:「毎年4月1日(午前0時)現在で自動車(軽自動車を除く)の登録名義人の方」が納税義務者
  • 東京都主税局:課税基準日は毎年4月1日。この日時点で車検証に登録されている所有者に年間分が課税
  • 福岡県:毎年4月1日現在の所有者に課税

つまり、4月1日の午前0時に、車検証上の所有者があなたのままなら、その年度の1年分はあなたに来ます。

名義変更では還付されない

ここ、けっこう誤解されているところだと思います。

埼玉県のページには、こう書かれています。

「年度の途中で名義変更した場合でも、4月1日(午前0時)現在の所有者の方が1年分の納税義務者となります」
「年度の途中で所有者(使用者)の変更があっても税金の還付はありません」

買取店に売る=移転登録(名義変更)です。抹消登録ではありません。 だから、5月に買取店に売っても、その年度の自動車税は還付されません。

還付されるのは抹消登録をした場合です。福岡県は「抹消登録した場合、翌月から3月までの月割の税額が減額される」、埼玉県は「年税額×抹消登録の月の翌月から3月までの月数÷12」と計算式まで載せています。

じゃあ売却したときのあの「自動車税の精算」は何なのか。あれは多くの場合、買取業者が契約上、残り月数相当分を買取額に上乗せしたり別途精算したりしている商慣行です。法律上の還付ではありません。契約書に精算の記載があるかどうか、査定額の提示を受けた時点で確認してください。 「税金は戻ってきますよね」と口頭で確認するのではなく、書面で。

軽自動車は、もっとシビア

普通車と軽自動車で、ルールがはっきり違います。港区のページの記述です。

「軽自動車税は、賦課期日である4月1日所有の方に1年間の税金を1回で納めていただきます」
「4月2日以降に廃車・名義変更などの手続きをしても、当該年度の税額は納付していただく必要があります」

軽自動車税には月割制度がありません。還付もありません。

普通車なら、仮に4月に抹消登録すれば5月〜3月の11か月分が戻ります。軽自動車は、4月2日に廃車しても丸1年分を払います。

10年落ちの軽に乗っていて「そろそろ売ろうかな」と思っている方。もし3月と4月で迷っているなら、これは判断材料になります。

4月1日午前0時、車検証の名義は誰か 賦課期日=4月1日 この時点の所有者に1年分 3月31日までに名義変更が完了 普通車:翌年度分の課税は買主側へ 軽自動車:翌年度分の課税は買主側へ 契約日ではなく、登録が動いた日で 判断される点に注意 4月1日をまたいだ 普通車:あなたに1年分。名義変更 だけでは還付なし(抹消なら月割) 軽自動車:あなたに1年分。月割も 還付も制度としてない 出典:東京都主税局/埼玉県/福岡県/東京都港区の各公式ページ(2026年9月7日確認)

名称が変わりました

なお、福岡県のページには「令和8年4月1日以降、自動車税(種別割)は『自動車税』に名称が変更されました」と書かれています。東京都主税局のページにも同じ趣旨の記載があります。2026年度から「自動車税種別割」ではなく「自動車税」です。 古い記事を読むときの目印になります。


なぜ業者によって10万円も違うのか 🔧

この章で分かること: 同じ車なのに査定額が割れる仕組み。これが分かると、「時期」より「相手選び」のほうが効く場面が見えてきます。

買った車の出口が、業者ごとに違う

買取業者があなたの車を買ったあと、行き先は大きく3つあります。

  1. 自社の中古車店で小売する
  2. オートオークションに出す
  3. 輸出向けに流す

この3つのうち、どれを持っているかで、同じ車の値付けが変わります。

自社の店で「ちょうどその車を探しているお客さんがいる」業者なら、AA相場より高く出せます。小売の粗利を取れるからです。逆に、AAに出すしかない業者なら、AAの落札想定額から手数料と経費を引いた額が上限になります。

輸出の数字も見ておきましょう。自販連の統計によれば、2025年の輸出抹消登録台数は164万727台でした。前年比102.2%。年間で164万台が、輸出のために登録を外されています。輸出向けに強い出口を持つ業者は、国内の小売相場とは別の計算で値を出せます。

同じ車でも査定額が割れる理由は「出口の違い」 あなたの車 自社の店で小売 その車を探す客がいれば 高めに出せる 車種が合えば強い オークションに出す 落札想定額から手数料と 経費を引いた額が上限 相場に素直に連動 輸出に回す 2025年の輸出抹消は 164万727台 国内相場と別の計算 出典:日本自動車販売協会連合会「中古車登録台数統計」(輸出抹消登録台数)ほか

だから「一番高い業者」は決まらない

この構造がある以上、「どこが一番高いか」は車種・年式・状態・その業者のその時の在庫状況で入れ替わります。 特定の業者を「常に一番高い」と書いている記事は、この仕組みを説明していないだけだと思います。

時期を選ぶより、同じ日に複数社に見てもらうほうが、差が出やすい。これは仕組みから言えることです。

電話が多いのも、同じ理由

一括査定に申し込むと電話がたくさん来る、という話。あれも仕組みで説明がつきます。

業者側から見ると、一括査定は「売る意思がすでにある人のリスト」です。しかも先に現車を見て、先に契約すれば勝ち。早く連絡すること自体が競争力になる構造なので、申込直後に集中します。

これは業者が意地悪をしているのではなく、そういう仕組みだ、ということです。仕組みが分かっていれば、対策も立てられます(後述)。


年式・走行距離で、「待つ」判断はどう変わるか

この章で分かること: 自分の車が今どのあたりの位置にいるのか。そして「もう少し待とう」が有効なケースかどうか。

「10年乗った車、いくらになるんだろう」。ここに答えを出したいところですが、車種別の相場は公的な統計としては公表されていません。AAの相場は業者向けの有料情報で、一般公開されていないためです。

代わりに、公的な統計から言えることを整理します。

日本の乗用車の「真ん中」はどこか

自動車検査登録情報協会の公表値です(令和7年3月末現在、軽自動車を除く)。

指標 乗用車計 普通乗用車 小型乗用車
平均車齢 9.44年 8.72年 10.34年
平均使用年数 13.35年 12.74年 13.97年

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(出典:自動車検査登録情報協会「平均車齢」「平均使用年数」令和7年3月末現在。対象は乗用車保有台数3,868万275台)

用語をひとつ。平均車齢は「今走っている車の平均年齢」、平均使用年数は「登録されてから抹消されるまでの平均年数」です。人間でいえば、前者が平均年齢、後者が平均寿命に近い。

この2つの数字から読めることがあります。

  • 9年落ちは「平均」です。 日本を走っている乗用車の真ん中あたり。決して「古すぎる」わけではない
  • 13年前後で抹消される車が多い。 つまり10年落ちは、終わりではなく「終盤の入り口」
  • 平均車齢は33年連続で高齢化しています。 車が長く使われるようになった。中古市場に出てくる車も、その分だけ古くなっている

「10年10万kmを超えたらもう値段がつかない」という話をたまに聞きます。統計を見る限り、13年以上使われる車がたくさんあるということは、10年落ちを買う人が一定数いるということです。

「待つ」は、たいてい効かない

年式・走行距離の観点で言うと、待つほど不利になる要素のほうが多いというのが率直なところです。

  • 走行距離は増える
  • 年式は古くなる
  • 車検が近づく

「3月まで待とう」が意味を持つのは、今が12月〜1月(指数82〜84で年間最低)で、3月まで2〜3か月しかないような場合くらいだと思います。

7月に「来年の3月まで待とう」と考えているなら、その8か月で走る距離と、年式が1年古くなることのマイナスを、3月の指数135が上回るかどうか。ここは車種によるとしか言えません。

判断のしかたとしては、「今の額を1回聞いてから決める」のが確実です。査定を受けても売る義務は生じません。

軽自動車の場合の追加の判断材料

軽の月別販売台数も見ておきます。全軽自協の速報値(2026年)です。

月 軽四輪車 新車販売台数 前年比
1月 138,920 +1.1%
2月 151,295 +3.2%
3月 184,664 +8.7%
4月 118,582 −5.7%
5月 118,003 −2.1%
6月 145,313 −0.2%
7月 140,494 +1.6%
8月 103,710 −9.5%

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(出典:全国軽自動車協会連合会「軽四輪車 新車販売台数の月別・車種別推移」2026年速報値、2026年9月7日確認)

軽も3月が突出しています(3月18万4,664台に対し、8月10万3,710台)。軽自動車税に月割も還付もないことと合わせると、軽の所有者は普通車以上に「3月末までに名義を動かす」ことの意味が大きい、と言えそうです。


一括査定の電話ラッシュと、契約後のトラブル

この章で分かること: 一括査定を使う前に知っておいたほうがいい、読者にとっての不利益。ここは書かないわけにいきません。

公的機関が注意喚起している

国民生活センターは2023年3月22日に「増加する中古自動車の売却トラブル−強引な勧誘やキャンセル妨害も−」を公表しています。同ページに掲載されている相談件数は、2018年度1,151件、2019年度1,229件、2020年度1,211件、2021年度1,519件、2022年度は2023年1月31日時点で1,157件でした。

この発表は自動車公正取引協議会(業界団体)も会員向けに周知していて、そのお知らせに報告書の概要が整理されています。挙がっている事例はこうです。

1)強引な勧誘・契約

  • 査定時に強引に契約させられ、車を持っていかれた
  • 事業者が居座り帰らない様子だったので、やむなく契約してしまった
  • 勝手に契約したことにされていて、断ったらキャンセル料を請求された

2)高額なキャンセル料の請求

  • 契約後すぐにキャンセルを申し出たら、高額なキャンセル料を提示された
  • 高額なキャンセル料の算出明細が示されない

3)契約後の査定額の減額

  • 修復歴を告げ、2回も査定して決まった売却額が、突然減額された
  • 引き渡した10日後に、事業者から一方的に契約を解除すると言われた

クーリング・オフは使えません

これは、知らないと危ない話です。

自動車公正取引協議会の資料には、問題点としてこう書かれています。

「事業者が訪問した場合でも、車の売却は特定商取引法の規制対象外である」

つまり、業者に自宅まで来てもらって、その場で契約しても、クーリング・オフは適用されません。

車買取の業界団体であるJPUC(日本自動車購入協会)も、同じことを書いています。四輪自動車の売買はクーリング・オフ制度の対象外で、契約後に無条件で解除することはできない。応じてもらえても違約金を求められることがある、と。

ただしJPUCは、消費者契約法により「平均的な損害額を超える部分は無効」とされている点にも触れています。不当に高額な違約金請求に対しては、法的な歯止めがあります。

消費者庁が挙げている、たった2つのこと

消費者庁の注意喚起ページに、売却時の注意点として2つだけ書かれています。シンプルですが、これが本質だと思います。

「査定の場では契約しないようにしましょう」
「事前に契約書を確認するようにしましょう」

電話ラッシュへの現実的な向き合い方

一括査定は、複数社を比べられるという意味では合理的な仕組みです。前章で見た通り、業者ごとに出口が違うので、比べる価値はあります。

一方で、申込直後に電話が集中する構造なのも事実です。それが嫌なら、次のような選択肢があります。

  • 申し込む時間帯を選ぶ。 対応できる時間の直前に申し込む
  • 申込社数を絞れるサービスを選ぶ。 何社に連絡が行くのかを、申込前に確認する
  • 一括査定を使わず、自分で2〜3社に個別に持ち込む。 手間はかかりますが、電話の量はコントロールできます

そして、査定を受けた日に契約しない。 これは消費者庁の言う通りです。「今日中なら」と言われても、翌日でも査定額が消えるわけではありません。翌日に消えるような条件なら、それは比較を避けるための条件です。

困ったときの相談先は2つ、公的に案内されています。

  • 消費者ホットライン 188(お住まいの消費生活センターにつながります)
  • JPUC車売却消費者相談室 0120-93-4595(平日9:00〜17:00、無料。消費者庁のページに掲載)

よくある質問

Q1. 結局、3月に売れば高いんですか?

「業者が買いたい月」であることは、数字で確認できました。 2025年3月の中古車登録台数は月平均の約1.35倍、新車販売も約1.31倍です。

一方で、AAの月別成約車両単価は3月が1,220千円で、2月の1,380千円より低いというデータもあります(USS 2026年3月期)。出品台数も3月が年間最多で、売り手側も混みます。

なので、「3月なら高く売れる」と単純化はできません。「3月に間に合わせたいなら2月に動く」が、データから言える現実的な線だと思います。

Q2. 4月に入ってしまいました。損しましたか?

普通車か軽自動車かで、話が違います。

普通車で「買取店に売る(名義変更)」場合は、そもそも自動車税は還付されません。4月1日をまたいだ時点で、その年度分はあなたの負担になります。ただし、多くの買取業者は契約上で残り月数相当を精算する扱いにしています。契約書の記載を確認してください。

軽自動車の場合は、4月2日以降に手続きしても年税額の全額を納めることになります(港区の説明より)。月割も還付も制度としてありません。

市場の条件としては、4月〜5月は良くありませんでした。 2025年4月のAA成約率は61.1%で年間最低、単価も1,065千円で最低です。事情が許すなら、6月以降まで様子を見るという選択もあります。

Q3. 一括査定は使ったほうがいいですか?

「複数社を比べる」という点では合理的です。 業者ごとに出口(自社小売・AA・輸出)が違うので、同じ車でも提示額が割れます。

ただし電話は集中します。 申込者が「売る意思のある人」であることが業者に分かっていて、早く接触した社が有利な構造だからです。

そして契約後のキャンセルは、クーリング・オフの対象外です。 使うなら、「その日には契約しない」「契約書を先に読む」を守れる状態で使ってください。

Q4. 車検が近いのですが、通してから売ったほうがいいですか?

車検の残り期間は査定に影響しますが、車検費用を丸ごう回収できるかどうかは、車種と状態によります。 一律には言えません。

順番として現実的なのは、車検を通す前に一度査定を受けて、「車検を通した場合の見込み額」と「今の額」を両方聞くことです。そのうえで車検費用と比べる。査定を受けたからといって、売る義務は生じません。

Q5. 10年10万kmを超えていますが、値段はつきますか?

車種によるとしか言えませんが、統計上の位置は示せます。

日本の乗用車(軽を除く)の平均車齢は9.44年、平均使用年数は13.35年です(令和7年3月末現在、自動車検査登録情報協会)。9年落ちは平均であって、13年前後まで使われる車が多い。10年落ちは「日本の平均より少し上」であって、「終わり」ではありません。

また、2025年の輸出抹消登録台数は164万727台。国内で人気が落ちた車が海外で需要を持つケースもあります。輸出に強い業者かどうかで額が変わる可能性はあるので、出口の違う業者を複数当たる価値はあります。

Q6. オークション相場を自分で見ることはできますか?

一般には公開されていません。 AAの落札相場は業者向けの有料情報です。

一般に見られるのは、この記事で使ったような月次の集計値(出品台数・成約台数・成約率・平均成約単価)までです。USSのようなAA運営会社がIR資料として公表しているものが、公開情報としては最も細かい部類でした。

「オークション相場を教えます」と言われたら、それは業者が持っている情報を見せてもらっている、ということになります。悪いことではありませんが、その数字が第三者に検証できるものではない点は、頭に置いておいてください。


この記事のまとめ

  • 3月に集中しているのは「台数」です。 2025年3月の中古車登録台数は月平均の約1.35倍、新車販売も約1.31倍。これは自販連の統計で確認できました
  • ただし、AAの平均成約単価は3月が年間で低いほうでした。 2026年3月の1,220千円に対し、2月は1,380千円。出品台数も3月が年間最多で、売り手同士が競合します
  • 「3月に売る」なら、締切は3月31日ではなく、実質2月〜3月上旬です。 名義変更が4月1日をまたぐと、自動車税・軽自動車税の負担がひっくり返ります
  • 軽自動車は月割も還付もありません。 4月2日以降に手続きしても年税額の全額。普通車より年度末の重みが大きい
  • 時期より、相手の選び方のほうが効く場面があります。 買った車の出口(自社小売・オークション・輸出)が業者ごとに違うため、同じ車でも提示額が割れます

次にやること、ひとつだけ。

売ろうか迷っている段階でも、今の査定額を1回だけ聞いてみてください。 査定を受けても売る義務は生じません。ただし、消費者庁が言う通り「査定の場では契約しない」。この1点だけ守れば、情報だけを持ち帰れます。

そのうえで、この記事の月別データと自分の事情(車検・税金の締切・乗り換え先の納期)を並べて、いつ動くか決める。順番はそれでいいと思います。


本記事の数値は、2026年9月7日時点で各機関が公表していた資料に基づきます。中古車の査定額は車種・年式・走行距離・状態・地域・その業者の在庫状況によって変動します。特定の時期や特定の業者を選ぶことで一定の金額が得られることを示すものではありません。

出典